文明としてのツーリズム
歩く・見る・聞く、そして考える
ジャンル [民俗学・観光学・文明論]2005年7月20日刊行/重版2005年11月20日
A5変形判(122mm×210mm)・304頁
定価:本体2,000円+税
ISBN 4-903174-01-8 C1026
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風土・記憶・人間。文明のフィールドワーカーによる「旅学」のすすめ。
目次
はじめに 旅と観光へのまなざし(神崎宣武)
第一章 民族と観光(石森秀三)
第二章 芸能と観光(高田公理)
第三章 飲食と観光(神崎宣武)
第四章 性と観光(神崎宣武)
第五章 戦争と平和と観光(石森秀三)
第六章 環境と観光(高田公理)
付論 旅の終わりの談論(山本志乃)
神崎宣武(かんざき・のりたけ)
1944年、岡山県生まれ。武蔵野美術大学在学中より宮本常一に師事。現在、旅の文化研究所所長。民俗学者。著書『盛り場の民族史』(岩波新書)、『観光民俗学への旅』(河出書房新社)、『おみやげ—贈答と旅の日本文化』(青弓社)、『「うつわ」を食らう—日本人と食事の文化』(日本放送出版協会)、『江戸に学ぶ「おとな」の粋』(講談社)、『江戸の旅文化』(岩波新書)、『「まつり」の食文化』(角川選書)など
石森秀三(いしもり・しゅうぞう)
1945年神戸市に生まれる。国立民族学博物館教授。同文化資源研究センター長を経て、現在、北海道大学観光学高等研究センター長。観光文明学・文化開発論専攻。主な編・著書に『危機のコスモロジー』(福武書店)、『観光と音楽』(東京書籍)、『観光の20世紀』(ドメス出版)、『Tourism』(National Museum of Ethnology)、『博物館概論』(財団法人放送大学教育振興会)ほか