森林・草原・砂漠

森羅万象とともに

岩田慶治(国立民族学博物館名誉教授)著

ジャンル [文化人類学・地理学]
2006年5月20日発行
A5判並製・328頁【口絵15頁】
定価:本体3,200円+税
ISBN 4-903174-05-0 C1025

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第16回南方熊楠賞受賞記念出版

美的調和を保っている生きた全体としての宇宙[コスモス]。人類の住処であり、天と地を含むこの世界は、どのような自然のなかに、どのような地域秩序のもとに、構築されなければならないのか。宏壮な[岩田人文学]の根源に学ぶ!! 

目次

第I部 アルンタ族の地域について──地域の意味についての考察
第II部 森林・草原・砂漠──西アフリカに於ける地域の秩序について
第III部 TINBUKTU──沙漠と草原との結び目
第IV部 パ・タン村──北部ラオスにおける村落社会の構造
第V部 私の単純生活──そのおわりとはじめ

岩田慶治(いわた・けいじ)

1922年、神奈川県横浜に生まれる。京都大学文学部史学科卒業。同大学院文学研究科修了。タイ、ラオス、カンボジア、マレーシア、インドネシア、フィリピン、スリランカの各地域で調査・研究に従事。大阪市立大学教授、東京工業大学教授、国立民族学博物館教授、大谷大学教授を経て、現在は、国立民族学博物館名誉教授・東京工業大学名誉教授。
著書『日本文化のふるさと−東南アジアの稲作民族をたずねて』(角川書店)、『草木虫魚の人類学−アニミズムの世界』(淡交社)、『コスモスの思想−自然・アニミズム・密教空間』(NHKブックス)、『人間・遊び・自然』(NHKブックス)、『カミの人類学−不思議の場所をめぐって』(講談社)、『道元の見た宇宙』(青土社)、『岩田慶治著作集』(全8巻 講談社)、『木が人になり、人が木になる。』(人文書館)
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