2006年9月下旬 刊行予定

米山俊直の仕事 人、ひとにあう。
むらの未来と世界の未来
刊行予定:2006年9月下旬予定価:12,600円
文化人類学の[先導者]
善意あふれる
[文明]のフィールドワーカーの
待望の精選集(ベスト・セレクション)
ムラを、マチを、そして
地球や大地を、駆け廻(めぐ)った、
米山俊直の「野生の跫音」。
日本とは何か──昨日・今日・明日
「日本に在る日本人」として考える!
卓越した日本農村・農民論、
日本社会論、日本文化論、
──文明人類学の視点から
目次
刊行にあたって 『米山俊直ベストセレクション』編集委員会
「ひとこと」 米山さんの足あと 加藤秀俊
折にふれて 米山俊直先生のこと 高橋 徹
第 I 部 日本の原像を求めて
1 日本のむらの百年
2 日本農村の文化変化
1 上之庄──関西・大阪近郊の農村/2 栗駒町──東北日本・山間部の農村
3 北上の文化 新・遠野物語
4 過疎社会
5 クニオとクマグス
第 II 部 日本文化の説明にむけて
1 新「士農工商」論
2 農民の要求水準と行動様式──一つのケース・スタディ
3 日本的社会関係における〈基本的概念群〉
4 生存と実存──農民社会把握の前提
5 生活の型・文化の型
6 文化の場としての小盆地宇宙
7 家庭の文化──情報のもつ意味と役割
8 生業としての農業再考──アフリカの経験を通して
9 都祁水分神社の宮座の変化について──その果たして来た役割
10 これまでしてきたこと・これからやりたいこと
第 III 部 現代はどういう時代か 文明人類学の視点から
同時代の人類学──群れ社会からひとりもの社会へ
──21世紀への展望
付録 人、ひとにあう──文化のせめぎあいを超えて 米山俊直
この本のできるまで──あとがきにかえて 松田素二
米山俊直

著書『文化人類学の考え方』『日本人の仲間意識』『日本のむらの百年』『偏見の構造』(共著)『過疎社会』『祗園祭』『天神祭』『ザイール・ノート』『都市と祭りの人類学』『アフリカ学への招待』『アフリカ農耕民の世界観』『同時代の人類学』『クニオとクマグス』など。(著者近影──栗駒にて 撮影:古川彰)